今月の絵本
2013年03月24日(日) 20:20
ようやく春休みになりましたが…

 長く短い一年が終わり、昨日から春休みです。とはいえ、この商売この時期が忙しいわけで、3〜6月くらいまで一気に駆け足になります。また今年は本業の“免許の更新”もある予定ですので、これまた忙しくなりそうです。

 で、今回は絵本ネタということで、クルマネタではありません。

 世界の絵本界ベストセラーといえば、こちら。ごぞんじエリックカールの『はらぺこあおむし』。定番本過ぎて家にありませんでしたので注文を。

 お腹をすかせた小さなあおむしが、おいしいものをたくさん食べて美しい蝶に変身するというお話です。魅力は何と言って美しい色と、思わず指を入れたくなるような、穴のしかけ。そして、さなぎから脱皮して蝶になるページの美しさは何度でも読み返したくなる部分です。 

 そしてこちらは、コマヤスカンの『決戦!どうぶつ関ヶ原』。コマヤスカン氏は前作『新幹線のたび』で美しいパノラマ地図と細かな絵で読み手を魅了したわけですが、今作でもその手法は健在。関ヶ原の戦いを、徳川家康=タヌキ、石田三成=猿、島 左近=ゴリラなど、武将を動物に置き換え、ユーモラスに描きます。開戦から結末までを時間の経過で描いて行きます。

 戦場をパノラマ地図で描いているので、もうじっくりと眺めると何度でも新発見があり面白いです。

 そして本日、Amazonから届きました。
先日、職場の美術準備室で眺めていた、美術系雑誌に載っていた絵本で「お!」と思ったものです。新しくはない本で、町の書店でもお目にかかったことのない本でしたので、早速スマートフォンで検索。そしてAmazonで注文です。

 Donald Crewsの『TRUCK』という絵本。一応洋書でアメリカ版です。もっとも文字がない絵本ですので全く困らないわけですが、ストーリーはいたってシンプル。三輪車を積み込んだ、真っ赤な大きなトラックが、目的地まで運ぶという内容。

 とにかくビビッドな色が目に飛び込んできます。そして道路標識が文字となってストーリーをつなぎます。小さな子供は原色でカラフルな絵本を好といいますが、デザイン性が高いた大人でも楽しめます。

全然知らなかった本ですが、すぐに検索、発注し、配送される便利な世の中になったものだと実感しております。ただその分、財布のヒモも緩くなるのが難点ですね。
 
もういちどクルマと暮らそう
2012年06月01日(金) 21:22
NAVI 再び!


 2年前に休刊した自動車雑誌「NAVI」。大学生の頃から愛読していましたが、休刊間際は惰性で買っていたような状況でした。しかし塩見智氏を新編集長に迎え、新しくなる紙面に期待をしたところ、いきなり2号で休刊…。

 廃刊ではなく休刊。とするといつかまた再開する機会はあるといいたいところですが、ほとんどの雑誌は休刊したまま消滅がおきまりのパターン。

 そんな中、姉妹紙のBICYCLE NAVIは、河西啓介氏が株式会社ボイスパブリケーションを設立し、休刊、即再開となりました。
「自転車ブームだもんなぁ。自動車はまぁ無理か。」と半ばあきらめておりました。

そんな中「NAVI CARS」というタイトルの自動車雑誌が刊行されました。
表紙のタイトルには懐かしい「NAVI」のロゴが。
「好きなクルマと暮らすこと。それは人生の愉しみを取り戻すこと」

「もういちど、クルマと 暮らそう。」

というあおり文句にグラッときました。

 不景気に、ガソリン高騰、環境問題などクルマを取り巻く環境はどんどん悪化しており、自分の周囲にも、クルマに関心をもたない人がどんどん増えております。

 そんな自分も一時期、ちょっとテンションが落ちた時もありました。

そして今ルーテシアRSに乗って、現在はクルマとの生活を取り戻した実感があります。クルマで広い北海道を走り回り、クルマを通じて多くの人たちと出会いました。

 自分は、カタログ数値だけにぎやかな燃費のエコカーや、7人乗らない人にも人気の、アパートみたいなミニバンでは、そういう暮らしにはならないです。

 売れないから雑誌も…、じゃなくこんな時代だから、NAVIには、クルマのある生活をぜひ提案してもらいたいです。 

 秋には月刊誌として再開するようですので、今から楽しみにしております!
パノラマ地図の絵本
2012年03月07日(水) 20:41
日に日に暖かく


 ここ数日、日に日に暖かくなり、雪も驚くほど少なくなっている場所も増えてきました。道路は川のような雪解け水が流れてきます。春になった気配が感じられます。本州では桜の便りが届く頃ですが、ここ北海道の桜はまだ再来月あたりの話になるでしょう。でも春が日に日に近づいているのがうれしいですね。


本日購入した絵本



 この本は昨年の今頃発売され話題となった絵本です。『新幹線のたび』(コスヤマカン/作 講談社)。
 青森に住む女の子とお父さんは春休みに鹿児島のおじいちゃんの家まで新幹線はやぶさ・のぞみ・さくらを乗り継ぎ旅をするというお話です。


 絵本の中身はこんな感じです。まず目に入るのは大きな俯瞰で描かれた美しい日本地図。そこには山や海岸線、観光名所などが細かく描き込まれてます。絵本を眺めながら美しい日本を再発見できそうです。


 実はこの絵本、出版直前に東日本大震災が発生したため、当初作者は出版しようかどうしよう真剣に悩んだそうです。この絵のような美しい東北の姿を取り戻すため、この本の収益とコマヤスカンさんの印税の一部を震災義援金として寄付されているそうです。

 私は汽車の旅をあまりしませんが、この本を見ていると旅がしたくなります。素敵な本ですので機会があれば手にとってみてはいかがでしょうか。
Ce frere etait tout pour moi!
2011年06月21日(火) 22:36
2人のゴッホ


 先日購入した絵本『にいさん Mon Frere』(いせ ひでこ 偕成社)。
ここのところ、いせさんの絵本にすっかりはまってしまい、出入りの書店の方に注文を入れると「また、いせさんですか?」と笑って尋ねられました。『ルリユールおじさん』から始まる3部作をそろえ、ルリユールおじさんの制作エッセイである『旅する絵描き』を買って、今回の『にいさん』ですから、短期間にどかどかと揃え中です。

 ゴッホは私の好きな画家の一人です。絵もそうなのですが、やはり彼の壮絶な、でもかなり悲しい人生に魅かれます。そして、そのゴッホを献身的に支え続けたもうひとりのゴッホのストーリー。大学時代受講していた、『芸術論』という講義で、その激しい生き様を知って以来ゴッホは私の中で気になる人物となりました。

 そして、いせひでこさんもゴッホを追う旅をされており、ゴッホにまつわるエッセイや、絵本をいくつも描いております。今回の『にいさん』もその一つです。


 この本は、この間、剣淵の絵本図書館で手に取り、鮮烈な黄色の表紙に心を奪われました。そして、静かな1ページ目をめくり、見開きの2ページ目で、手が止まります。何とも美しい空の青と、心が揺さぶれるようなひまわり畑。何だか映画のオープニングみたいです。

 いせさんといえば「青」。これは彼女が北海道出身なのと関係あるのではないかと思います。冬の北海道は、雪原は何ともいえない青に染まります。ですから、空の色、海の色とは違う、北海道の人だけが知っている青が彼女の絵にも影響して気がします。


 ゴッホが好きな人には満足してもらえる本だと思います。黄色と青の色がどのページにもあふれています。そして二つの色は私の大好きな色です。
だが断る!岸辺露伴の世界ィィィィイ!
2011年06月17日(金) 23:27
6月も中盤


 気がつけば、今年ももう半分が過ぎているということに、少々驚きつつも、暖かくなる一日一日がありがたくも感じられます。

 仕事の方は、少しずつ忙しくなり、帰る時間も次第に遅くなります。その結果なのかどうなのかはわかりませんが、最近、まったく調理という行為をする気力がありません。さすがに一人だと、もうまったく駄目ですね。

 ヘタすると、ご飯を食べるという行為自体も面倒に感じることも増えてきました。帰ると、いきなり意識を失うことが増えました。しかしできたら、せめて布団で眠りたいと思う今日この頃です。


ルーテシアはすごい!



 もうすでに走行距離が8000kmという、我が家のルーテシア。乗って楽しいホットハッチだけに、ついつい距離が伸びてしまいます。
 それにしても先日、通勤途中、ヒヤっとすることがありました。私の通勤ルートは信号がほとんどなく、分離帯のある、2車線の国道。朝早いため、皆さんバリバリ道民速度です。直線が続き、大きく右カーブする地点があるのですが、その辺で、スピードはピークとなります。

 で、ルーテシアのリアのディフューザーが機能し始めダウンフォースを発生するあたりのスピードにさしかかったところで、何を考えているのか、左のわき道から、ボーッと、アコードワゴンが出て来るではありませんか!

 さすがに、このまま、彼の右側に激突した日には、今日あたり、お互い告別式な感じです。ただいつも思うのは、こんな時は、人間いつも冷静なんですよね。フルブレーキングをしながらも、前方は固まっているアコードワゴンがふさいでますので、ハンドルを切りつつ彼が出てきた枝道に逃げる…。私のイメージでは、彼を回避しつつも、あの速度で急なハンドル操作をしているわけですので、ルーテシアの挙動は乱れ、最悪路肩にコースアウトも覚悟してました…(過去に経験済みw)。


 驚くことに、そんな状況にもかかわらず、ルーテシアは規定のハンドリングのように、何事も無く曲がっていくではありませんか。めちゃくちゃコントロールしやすいんですよ。恐るべき接地感というべきなのか。いやいや、これがルーテシアのベースになった某国産ハッチバックならこうはいかないでしょう。安全性って何もぶつかった時だけのものではありません。エマージェンシーの時の、クルマの挙動も立派な安全性なんですよ。その点では、欧州車は手を抜いてませんね。


荒木飛呂彦×ルーヴル美術館!



 先日購入した『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(集英社 荒木飛呂彦)。
これは氏のライフワークとも言うべき『JOJOの奇妙な冒険』第四部のキャラクター、岸部露伴を主人公にしたスピンオフ。JOJO好きな人の間では、「JOJOを読まないなんて、人生の半分は損している!」というふうに言われます。一般的には第三部がわかりやすさから人気で、その反動か連載当初は四部の評価は芳しいものではなかったかと思います。しかし、私はこの四部が大好きで、登場人物である漫画家岸部露伴や、敵キャラ吉良義影を主人公とする短編を発表していることから、おそらく作者もこの四部には相当な思い入れがあるのではないかと察します。ちなみに今回始まった第八部も、四部と同じ町を舞台にしております。

 従来の少年漫画にあった、強い敵を倒す→すると更に強い敵が現れる→その強い敵を倒す→すると更に、もっと強い…ともう強さのインフレが起こるパターンを、見事に打ち破った記念碑的作品でもあります。


 で、この作品はルーヴル美術館と荒木氏のコラボレーション作品です。2009年に荒木氏は、日本人漫画家として初めてルーヴル美術館に原画が飾られております。また2003年、フランスで個展を開いており、フランスでも彼のファンが多いようです。ルーブルを舞台に、フランスと日本を結ぶ、作品123ページをフルカラーで描いております。しかも、荒木氏といえば、あの“ポージング”ですよね。今回は、ルーヴルの所蔵作品をオマージュとしたポージングもいくつかあるという、遊びも盛り込まれております。荒木飛呂彦ファンならば、手に入れておくべき作品ではないでしょうか。

つらい日
2011年05月17日(火) 23:10
今日は教育文化会館ではないですが…

 
 今日、午後から外に出てます。方面はいつもの教育文化会館の付近です。
ルーテシア3フェーズ1を眺めながらそこに向かいます。
ルーテシアは個人的にはこの顔の方が、現行よりも好きです。このまま日産のショールームに置かれても違和感なしですよね。ノーマルのルーテシアはナローボディのため、RSよりも一回り小さく感じます。


 事が済んで、帰り道。気持ちはどーんと沈んでます。でもルーテシアはそんな中、走行距離が6000kmとなってます。


悲しい時の本



 絵本のベストセラーですので、手に取ったことのある人も多いのでは。実は私も、人へのプレゼントとしてこの本を何度も購入したことがあります。でも自分用に買ったことはありませんでした。しかし、作者の佐野洋子さんが亡くなった時に、自分用に一冊買いました。


 この本は、読んだ時の年齢や、その時の気分でずいぶん読む印象が変りますが、とても深い本です。100万回の人生よりも、大切な1回きり人生。
 何回読んでも考えさせられます。
二本の大木の物語…
2011年05月13日(金) 00:15
心の中の木…


絵本ネタになると、コメントが付かなくなりますが(笑)、今回は絵本ネタです。最近好きな、いせひでこさんの絵本、『大きな木のよう人』(講談社)。前回紹介した、いせひでこさんの『ルリユールおじさん』の続編ともいうべき作品です。

 パリにある2本の樹齢400年のアカシア。その1本を描いた『ルリユールおじさん』。そして、植物園にある、もう一本を描いたのがこの作品です。


 今回はパリの植物園に現れた日本人の少女さえらと、植物学者との交流を描いています。読んでいると、植物園の中を歩いているような癒しの絵本です。前作『ルリユールおじさん』の主人公ソフィーと、おじさんに直してもらった植物図鑑が登場するのもうれしいところ。


 そして、もう一冊。こちらは絵本ではなく“伊勢英子”さんのエッセイ。
『旅する絵描き〜パリから手紙』(平凡社)です。このエッセイは、『ルリユールおじさん』誕生のエピソードを書き綴ってます。

 パリにやってきた、旅人(絵描きの男性)が、偶然パリの路地裏でルリユールの工房を見つけ、その職人の仕事ぶりに魅かれ、工房に通い続けます。

 このエッセイを読んでから、再度絵本を観ると、さらに作品が深いものになります。エッセイの巻末には、『ルリユールおじさん』エスキス(下絵)が収録されております。絵本では語られませんでしたが、大好きな図鑑がこわれ、ソフィーは、本屋さん、お母さんや神父様、学校の先生に相談したりしてます。でも大人たちはいいます。「あたらしい本を買ってあげるから、捨てなさい。」と。

 このエッセイがあると、シンプルな絵本がさらに深まり、何だか映画の完全版を観ているようです。
待望の新作!
2011年01月12日(水) 21:30
バムケロの世界

 前作の『バムとケロのおかいもの』から11年ぶりの新作が、先日発売されました。『バムとケロのもりのこや』(島田 ゆか 文渓堂)です。
 “バムケロ”シリーズはこの作品で、第5弾です。ちなみにこの「バムとケロ」とはどんな絵本なのかというと…

 ちょっとぶさいくなだけどしっかりもので働き者な犬のバムと、いたずら好きなカエルのケロの2人が巻き起こすお話です。

 この絵本シリーズの醍醐味は何といっても、カラフルな絵柄と、細密に描かれた絵。バム、ケロの住む家の家具は可愛く面白いです。そして、バムケロシリーズに登場する、不思議な仲間たちが繰り広げるストーリと関係ないお話にも注目すると面白さ倍増です。

 そしてバムケロというえばドーナツ。いつも皿に山盛りのドーナツをバムが揚げますが、これがまた美味しそうです。今回も小屋のリフォームをする際にバムがしっかりとドーナツをおやつに持ち込みます。

 面白かったと、ゆっくりと眺めて読み終わりましたが、さぁ、次の新作が出るのは一体いつになるのでしょうか。できれば、もう少しペースを早めてくれるとうれしいです。バムケロシリーズの姉妹作の『かばんうりのガラゴ』シリーズの新作も待っています。

 子どもじゃなくても楽しめる絵本です。ドーナツを食べながらいかがでしょうか。

  
こんな大河なら観たい!
2011年01月10日(月) 19:07
小説は歴史より奇なり!

 私の大好きな作家隆 慶一郎の代表作の一つ『影武者徳川家康』。この本、何度読んでも面白いです。ちょうど今大河ドラマで『江』をやってますが時代的には同じです。

 戦国武将に影武者あり…。有名なのは武田信玄。弟武田信廉が影武者を務めたといいます。弟なんでけっこう似ていたでしょうね。黒澤明の『影武者』では信玄そっくりのコソ泥が影武者となりました。

 徳川家康にも影武者がいた事は有名です。記録では家康が晩年、「ワシは幼い頃、願人坊主に売られたことがある。」と述懐しています。織田・今川の間を人質としてたらいまわしにされたとはいえ、三河の大名の息子が売られるはずはない…。ですから晩年の家康は家康ではない、影武者だという説が古くからありました。

 それにしても自分にそっくりな人間はこの世に3人はいるといいますが、双子でもない限り、見分けがつかないわけはありません。ちなみにこの時代の影武者は、本人と見分けがつかないそっくりさんである必要はないそうです。極端にいえば、ある程度体格が特殊でない限り、全くの別人であっても構わないわけです。何でって、そりゃあ。今と違って情報が発達していませんから、大名の顔を知っている人間が何人いたかということ。こりゃあもう、身内と側近中の側近だけといっても過言ではありません。いくらそっくりさんでも、こんな人たちの目を欺けないですよね。たとえ双子でも、友人たちはきちんと認識するのと同じです。要するに大名らしい、同じ服装のやつが2人並んでいたら、暗殺者はまず躊躇します。「…どっちだよ?」って。そうすれば、厳重な警護の中2人まとめて始末するのは困難。だから、その程度だったのではないでしょうか。

 この小説では、家康の影武者となる世良田二郎三郎元信は、元野武士で「道々の者」と呼ばれる漂白の民。つまり誰も主として仰がず、自由を愛する存在。この彼が、何よりも不自由な影武者に仕立てあげられます。

 そして、物語冒頭の関が原の戦い開戦直前に本物の家康が暗殺される、そこから彼が家康として生きる羽目になるというお話。影武者になった頃の二郎三郎は、正直腑抜けのような生き方をしていましたが、若い頃は何と伊勢長島一揆で、織田信長を狙撃しようとしたほどの鉄砲の名手。家康死後、二郎三郎を亡きものにしようとする、家康の息子秀忠との15年に及ぶ戦いが、彼に野武士時代の嗅覚を呼び覚まします。

 秀忠の命で、二郎三郎の命を執拗に狙う柳生宗矩率いる裏柳生軍団が暗躍。自由な世界“公界”を作りたいという二郎三郎の夢に共感し、家康暗殺の黒幕、関が原で戦死したはずの西軍の猛将島左近や風魔小太郎率いる忍者軍団が仲間となります。柳生十兵衛や、松平忠輝やキリシタンたちが絡む壮大なお話ですので、戦国のゲームが好きな方々も手に汗握る展開です。

 もちろん、話としては作者のフィクションたっぷりですが、“網野史学”の世界観と、実在の資料を上手に提示することで、読者をこの魅力あふれる世界にを引きずりこんでいます。
 
 『影武者徳川家康』は原哲夫により漫画化されています。こちらは、ケンシロウのような家康が違和感ですが、話的には良い感じでした。しかし少年漫画に連載したせいか、人気低迷であえなく物語の冒頭で打ち切り。その後、今は亡き月刊ジャンプで、『左近〜戦国風雲録 影武者徳川家康外伝』を刊行。こちらは、島左近を主人公に北斗の拳ばりのアクション中心の展開。最後には左近配下の忍び、甲斐の六郎(家康暗殺実行犯、後に二郎三郎の警護担当)にいたっては“北斗剛衝波”のような技までマスターする展開に。もうこれは影武者家康ではありません。 

 また、テレビ朝日で全10話のドラマ化もされており、高橋英樹主演でしたが、頑張ってはいたものの残念な映像化でした。島左近が寺田農というのも、あまりにも渋すぎて、とても関が原で、東軍の兵士を恐怖で凍りつかせた猛将には見えません。しかも最終回死んでしまうし…。

 この小説のラストシーンが私は大好きです。同氏の『一夢庵風流記(花の慶次の原作)』のラストシーンにも通じる素敵なラスト、ぜひ味わって欲しいものです。

 『影武者徳川家康』、大河ドラマにいかがでしょうか。家康も本多忠勝も、織田信長も石田三成、柳生十兵衛、風魔小太郎、松平忠輝など有名歴史上人物も多数登場します。一年間分のボリュームもたっぷりあります。しかも、毎回毎回、手に汗握る展開なんで、次週が気になりそうですし。

 ただ、主人公二郎三郎役…どうしても西田敏行くらいしかイメージ出来ないんですが、皆さんいかがでしょうか。
The Giving Tree
2010年11月08日(月) 22:38
旧訳・新訳…

 絵本『おおきな木』(篠崎書林 シルヴァスタイン著 ほんだきんいちろう訳)は世界各国で愛され続けている名作絵本です。我が家には1979年の第8刷の本があります。
 りんごの木と少年のシンプルでなおかつ深い深いお話です。

その「おおきな木」が今年、村上春樹による新訳で生まれ変わりました。

『おおきな木』(あすなろ書房 シェル・シルヴァスタイン著 村上春樹訳)。ちなみに旧訳が当時680円でしたが、新訳は1200円と30年で約2倍になっております。

 まずはこれが旧訳版です。

 で、こちらが新訳版。旧訳の本田錦一郎氏の翻訳は味わい深いのですが、村上春樹版はもう少しストレートです。

 例えば、旧訳「きは   それで   うれしかった…        だけど   それは   ほんとかな。」というふうに疑問文というか、逆説的ですよね。
 で新訳は同じ部分を「それで木はしあわせに…        なんてなれませんよね。」としております。こっちは否定文です。

 この絵本はこどもから老人まで幅広い年齢層の方々に読んでもらいたい一冊です。主人公の少年の一生を見て、その時々の年齢になった時、このお話の受け止め方が違うのかもしれません。そして少年に「与え続ける木」への想いも、年代により違うものになると思います。本屋さんで見かけたら、一冊お求め下さい。損はしませんから。

 | HOME |   NEXT>>

▲RENAULT LUTECIA3 RS ▲RENAULT Kangoo1 1.4 ▲FIAT MULTIPLA 
▲HONDA BEAT ▲Bianchi ROMA2 ▲Bianchi ALCAVALLO
第1位
最も人気のある記事
CLIO PH1〜2  ルーテシア(クリ...(→続き)
第2位
最も人気のある記事
4桁プジョー  世の中には、邪道と呼ばれるも...(→続き)
第3位
最も人気のある記事
フレンチベーシック  ルーテシア3が短期...(→続き)
第4位
最も人気のある記事
ルーテシアって?  このブログの主力戦闘...(→続き)
第5位
最も人気のある記事
契約解除の真相は?  今日仕事から戻ると、株...(→続き)
第6位
最も人気のある記事
支払いに行こう!  今日は午前中、学校祭で作...(→続き)
第7位
最も人気のある記事
まずは合宿から  本業は今、一番忙しいピーク...(→続き)
第8位
最も人気のある記事
走りたい時の道!  天気が良くて予定のな...(→続き)
第9位
最も人気のある記事
気になる進行具合は?  北海道の七夕に入...(→続き)
第10位
最も人気のある記事
袋のネズミ…じゃなくて…  今回のプリンです...(→続き)

momo-cafe
Special Thanks to 通信制高校

Designed by GALPOP BLOG + GALPOP.NET